みなさん一度は、野良猫を見かけたことはあると思います。
しかし、野良猫の子猫を見かけたことがあるという方はあまりいないのではないでしょうか?
もしかすると・・野良猫の子猫を一回も見たことがないという方のほうが多いかもしれません。
一体、野良猫の子猫は普段どこにいるのか気になりませんか。
それはとっても気になってた!
そこで今回は、野良猫の子猫を発見するポイントや、子猫が見つかりにくい理由と潜伏場所について解説していきます。
野良猫の子猫を見つけるには?
母猫は外敵から子猫を守るために、人目に付かない場所に子猫を隠します。
また、暑さや寒さを凌げる静かな環境を選び、外敵や人間からのストレスがない場所で子育てをしているんですよ。
子猫がいる確率が高い場所を見ていきましょう。
どんな場所にいるんだろう?
①公園
広い公園の茂みの中や草むらは、人目に付きづらく隠れ家になるんですよ。
毎日お散歩する人や子供が多くいるためご飯をもらえるチャンスが増えるのも理由です。
また、猫達からは茂みの中に隠れながら周囲を観察しやすいので、子猫がいる確率が高くなりことも。
木にも登るよ!
②物置小屋の下
物置小屋の下は人目に付きづらく、簡単には子猫が見つかりにくい場所になっています。
人の手も届きづらい場所なので子猫を出産するケースも多いでしょう。
また、物置小屋の下は暗く子猫が入るのに丁度良いスペースになっています。
③空き家
人が寄り付かない空き家は、雨風をしのぐこともでき野良猫にとって絶好の住処となります。
猫は人気のないところを好む傾向がありますよ。
空き家は人が住んでいないので警戒心の強い母猫にとっては子猫を育てるのに最適な場所です。
安全第一だにゃ!
④餌をくれる人の敷地内
猫好きの人が住んでいる家には、野良猫が集まりやすい傾向がありますよ。
いつ行ってもご飯をもらえたり、可愛がってもらえるので餌を与えてくれる人のお家の庭で子猫を育てる野良猫も多いです。
野良猫にとって、ここの敷地は安全で信用できる場所だと分かれば子育てする母猫も多いでしょう。
猫達にとっては過ごしやすい環境と言えます。
筆者も飼い犬がいなくなってから、野良猫が敷地内で子猫を育てているのを目撃しました。
とっても可愛かったにゃ!
野良猫の出産時期
野良猫の出産時機はとても幅広くさまざまです。
妊娠期間は主に春から夏にかけてがピークとされていて約2ヶ月間。
あっという間なんだね!
また、メス猫の発情は日照時間に関係すると言われています。
子猫が一番多く生まれる時期は、徐々に日照時間が長くなってくる1月後半から5月頃が多いでしょう。
そのため、春頃は野良猫の子猫と遭遇できるチャンスが増えるかもしれません!
子猫の声だけ聞こえる時は?
子猫が見つかりにくい理由と潜伏場所は?
子猫が見つかりにくい理由は、母猫は出産したら安全な場所を求めて引っ越しを繰り返す習性があるためです。
引っ越しを繰り返す理由は、外敵から子猫と自分の身を守るためなんだとか。
人に見つかったり、危険を感じれば直ぐに安全な場所に移動します。
潜伏場所は湿度が高く薄暗い場所が多いでしょう。
見つからないのも納得!
子猫を見つけやすい時はある?
春になると子猫を見かける機会が増えるかもしれません。
だんだんと日照時間が長くなり、気温も暖かくなると子猫の生存率も伸びるといわれています。
そのため春に子猫が生まれることが多いんだとか。
子猫が自分で歩けるようになると姿を現すことがあるかもしれません。
母猫が子猫を連れている姿を見かけることもありますよ。
また早朝や夕方以降になると子猫を見かける可能性がアップするかも。
春に期待♪
子猫を見つけたらどうする?
子猫を見つけても、すぐには触らないようにしましょう。
まずは母猫がいないか周囲の環境を確認してみてくださいね。
今は親猫の姿が見えなくても、大体は子猫の近くにいます。
また、子猫の近くに人間がいると母猫は戻って来られません。
様子を伺っている可能性もあるよ!
エサを探しに行ったり、散歩やトイレに行ったりして、たまたまその場に母猫が居ないだけかもしれません。
まずは子猫が弱っていないか観察し、弱っていなければ1〜2日程、母猫がお世話をしにきているのか観察してみてください。
母猫は自分の子を匂いで判断しているそう。
人間の匂いがついてしまうと自分の子と判断ができない可能性や危険を感じて子猫を見捨ててしまう恐れもあります。
さらに、産まれたばかりの子猫は母乳を飲むことで病気を予防するための免疫を獲得するんだとか。
子猫が健康に育つためにも、親子を引き離さないようにしましょう。
子猫が弱っていたら?
子猫が弱っていたり、ぐったりして動けない場合は直ぐに保護してあげてください。
母猫の姿が見えなかったり、子猫がずっと鳴いている場合は母猫とはぐれてしまった可能性が高いでしょう。
そうなると子猫はひとりで生きていくことができません。
保護したら動物病院で診察してもらいましょう。
また、元気そうに見えても子猫は栄養失調や病気に感染しているかもしれません。
獣医さんのアドバイスをもらってくださいね。
相談にものってくれるよ!
猫の親離れの時期について
子猫を保護する場合は?
まずは「自分で飼えるのか、引取り先を探せるのか」を一度考えてから保護してください。
野良の子猫を見つけたら、かわいいからと安易に触れないようにしましょう。
子猫を拾ってから「やっぱり面倒を見られない・・」からといって放すことはできません。
保護したら、保護した人に責任が伴います。
ですが、どうしても飼えない場合もありますよね。
どうしたらいいの?
飼えなくても、野良猫を救う方法はあります!
保護した子猫はどうするのが最善なのでしょうか?
ご自身で保護した場合の子猫の対処法を見ていきましょう。
①動物病院で診てもらう
まずは猫を保護したら一番に動物病院で健康状態を診てもらってください。
外で過ごしていた野良猫はダニ・ノミが体に付いている可能性が高いのでチェックしてもらいましょう。
また元気そうに見えても感染症や何かの病気にかかっているかもしれません。
動物病院では猫のだいたいの年齢や性別、ノミ・ダニの駆除やワクチン接種などを行なってくれます。
診てもらえば安心だにゃ!
また、ご自身で面倒を見られない場合、動物病院でも相談してみましょう。
動物病院で里親募集をしていることもあるので、力になってくれかもしれません。
②動物保護団体へ相談
もし猫を保護しても飼えない場合、動物保護団体へ相談してみましょう。
動物保護団体では、飼い主がいない猫と里親を結びつける活動をしています。
一度相談してみてください。
新しい飼い主さんを探してくれるかもしれません。
まとめ
この記事では、野良猫の子猫が見つかりにくい理由と潜伏場所についてご紹介してきました。
普段、子猫は人目に付かない場所に潜伏しているので、見つかりづらいことが判明しましたね。
出会ったら運命かも!
野良猫の子猫を見かけたらまずは、すぐに触れないようにすることが重要です。
人の匂いが付くと母猫が警戒して育児放棄をする恐れも・・・。
子猫は一人では生きていけません。
かわいい子猫に触れたい気持ちは分かりますが、まずは周囲を確認してみてくださいね。
しかし、子猫がずっと一人でいる場合や、弱っていたら保護してあげてください。
また、母猫も弱っている場合は、親子で保護して獣医さんに診て貰ってくださいね。
助けてあげよう!
猫を保護した場合は、責任が生じることを忘れないでください。
それでは、今日もにゃんこに癒されてください♪